新着情報

輝水三号 合いドック

2023年5月15日~5月20日
有限会社下津井造船所(岡山県倉敷市)
http://shimotsuizousensyo.co.jp/

【主な工事内容】
・船体塗装
・プロペラ損傷修理
・機関分解整備
・ビルジ船外排出弁交換 他

輝水号に引き続き、輝水三号が「㈲下津井造船所」に入渠しました。
今年もお世話になります。

『入港、上渠』
船台の位置を慎重に合わせ、無事ドックへ上架しました。
船底は綺麗な状態でした。プロペラに小さな損傷があり、修理をします。
普段は海中にあるプロペラ、ドックの機会でないと異常を見つけることが出来ません。

『船体掃除、塗装』
1年間の汚れを念入りに落とし、丁寧に船体の塗装をしてもらいました。
今年は船体全体の塗装をお願いしています。

『プロペラ損傷修理』
プロペラに曲がりや欠損が見つかったので、専門業者さんに修理をお願いしました。
損傷が酷くなると、船体に振動が出たり、燃費が悪くなったりします。
複雑な面を持つプロペラ。長年の経験で元の形に直していきます。


『機関メンテナンス』

4年に一度のエンジンの大掛かりな分解整備を専門業者様により行います。
船を動かす動力源のエンジンを全てバラバラに分解し、不良部品や消耗品を新品に交換します。
安全安心な運航の為に、大切な作業となります。


『下架、出港』
整備したエンジンなどの試運転を入念に行い、母港である水島港へ戻ります。
これからも安心安全な作業を継続してまいります。

輝水号 合いドック

2023年5月8日~5月11日
有限会社下津井造船所(岡山県倉敷市)
http://shimotsuizousensyo.co.jp/

【主な工事内容】
・船体塗装
・プロペラ損傷修理
・船底弁、船外弁交換
・機関メンテナンス、消耗部品交換 他

岡山県倉敷市の「㈲下津井造船所」に入渠しました。
今年もお世話になります。

『入港、上渠』
一年ぶりのドック、大きな問題もなく下津井造船所に入港しました。
今年も船底塗装状態は良く、毎年整備をしてくださっている下津井造船所さんに感謝です。


『船体掃除、塗装』
1年間のサビや汚れを念入りに落とし、丁寧に船体の塗装をしてもらいました。

『船底弁、船外弁メンテナンス』
エンジンの冷却海水を取り込む船底弁、冷却した海水を船外に排出する船外弁。
開閉を確実にするため定期的にバルブを交換します。


『機関メンテナンス』
日常では出来ないエンジンの部品交換。
消耗品を中心に、乗組員で部品を交換したり要所部の点検をしたりしました。
今年は新人も作業に参加しているため、先輩が指導しながらの作業です。

『下架、出港』
念入りな試運転を行い、母港である水島港へ戻ります。
綺麗になった船体と整備されたエンジン。これからも安心安全な作業を継続してまいります。

2023年4月 光和丸を購入

 

  光和丸

  船種:貨物船

  総トン数:499G/T

  積トン数:1830D/W

第十二興洋丸 合いドック

2023年1月23日~1月27日
株式会社三和ドック(広島県尾道市)
https://www.sanwadock.co.jp/

【主な工事内容】
・船体塗装
・係船設備整備、係船ロープ入替
・機関メンテナンス
・荷役設備整備 他

『入渠』
広島県尾道市因島の三和ドックに入渠しました。
数十年に一度の大寒波襲来で、時々雪の舞う中でのドックとなりました。
前回入渠から約1年4ヶ月。今回は18年目の入渠となります。
入渠は担当技師と現場打合せが始まります。工事内容を現場で確認して工事漏れがないようにします。


『船体掃除、塗装』
1年間の汚れを念入りに落とし、丁寧に船体の塗装をしてもらいました。
船体の汚れを特別な高圧洗浄機で落としていきます。綺麗になった船体に塗料を塗り重ねていきます。
近年、海水温度の上昇や水質の変化もあり、船体へ貝類などの付着物も多くスピードや燃費へ悪影響を及ぼしています。
対策として、環境変化に対応した塗料を試験的に塗装しました。結果は次回のドック時に確認ですが、よい結果を期待しています。

『機関メンテナンス』
今回は合いドックですが、機関(エンジン)の分解整備を行います。
船の心臓と言えるメインエンジンと発電機エンジン及び周辺機器を整備していきます。
検査工事ではありませんが、良い状態で次のドックまで運転出来るように細かいところまで整備します。
乗組員で作業出来るところは自分たちでやる。少しでもコストダウンに努めています。


『荷役設備整備、他』
エンジンと共にタンカーの心臓部と言える荷役ポンプ。トラブルがあると荷役に支障をきたすので、入渠中に出来る限り整備をしていきます。今回はポンプ駆動モーターの整備。これで安心して荷役が行なえます。
船を岸壁と繋ぎ止める係船ロープも早めに新品と交換しました。
安全・安定・安心に心がけております。

『出渠』
各部整備を終えて綺麗な船体にお化粧直しをしました。
ドックに海水を張り込み、海路平安 布刈丸(タグボート)にサポートされながら出渠です。


『出港』
試運転と航海機器の調整も無事終え、明日からの荷役に向けて尾道因島を出港します。
海路平安、三和ドックと興洋海運の願いです。ご安全に!

高瀬舟の模様寄贈

2020年5月
弊社 代表取締役が地元の加瀬野久志氏に作成を依頼した高瀬舟の1/10模型を倉敷市に寄贈しました。

高瀬舟とは、江戸時代初期から川を利用した物流の手段として用いられた川船のことで、
江戸時代から大正時代のころまで各地の川で広く運航されていました。

玉島港は北前船(千石船)の寄港地で、江戸時代中期に最も繁栄し、北国の物資を満載した北前船で賑わったそうです。
高瀬舟は高梁川水系を、下りは米、煙草、鉄、銅などを、上りは塩、ニシン粕などを運搬していました。
倉敷市が2018年に北前船の寄港地として日本遺産に認定されたのを受け、「北前船と共に玉島の発展を支えた高瀬舟を多くの人に知ってもらいたい」との思いで製作と寄贈をしました。
高瀬舟の模型は、倉敷市玉島市民交流センターに展示され、隣には北前船の模型も展示されています。
日本の沿海から玉島港に発着した北前船、そして高梁川を忙しく往来する高瀬舟。
当時の玉島港の賑わいに思いを馳せます。

なお、弊社最寄り駅の新倉敷駅待合い広場にも北前船(千石船)の模型が展示されています。
お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。

*加瀬野久志(クラフト加瀬野)  http://ofune2.la.coocan.jp/kaseno/index.html
*倉敷市玉島市民交流センター https://www.tamashima-cec.jp/